ふんがふんがブログ(仮+)

着地点の定まらない迷走日記

関西ライターズリビングルームに行った日

先日、関西ライターズリビングルームというイベントにはじめて参加した。
関西ライターズリビングルームとは、放送作家でライターの吉村智樹さんが月にいちど関西のライターさんをゲストに招いて仕事術なんかをあれこれ聞きだしてしまおうというトークイベントである。ざっくりいうと。

会場は大阪北浜にある喫茶フレイムハウス
今回のゲストはデイリーポータルZをはじめ、各種ネットや雑誌でおもにお酒に関する記事を書かれているスズキナオさん。 酒場ライターのパリッコさんとの共著「酒の穴」発売記念と称してのイベントである。 開演1時間前に現地周辺に到着したので、とりあえず近くの居酒屋で一杯引っ掛けて(正確には二杯)会場へ向かう。到着すると、すでにたくさんのお客さんが着席していた。さすが人気イベントだ。
最前列に千鳥橋のインディーズ書店ことシカクの代表と関係者の方がいらっしゃったので同席させてもらった(スズキナオさんはシカクでも働いている)。 まさかの砂かぶり席である。

イベントの詳しい内容は割愛するが、おしげもなく披露される(酒場)取材に関するノウハウは取材童貞の私にはまちがいなく有益な情報だった。 スズキナオさん独自の視点で、言われてみればたしかにそうだよなという処世術にひざを打つばかりだった。
それに加え、吉村さんのインタビュー力(りょく)にゾッとした。 至極流暢であり、ゲストの話を引き出し、引き立てながら自身のおもしろ話も折り込んでくるという、さもテレビのトーク番組を観覧しているような気にさえなった。プロかよ(プロである)。
終わった後、これで私も明日急な取材が入ったってどんとこいだ!くらいの勢いだったが、よく考えれば一眼レフどころかコンデジすら持っていないということを忘れて、うっかりスマホという名のゴムボートで大海原へ漕ぎ出すところだった。転覆待ったなしである。
吉村さんとツーショットを撮ってもらった スズキナオさんには著書「酒の穴」にサインをいただいた 閉店後、終電までまだ時間があったのでチームシカクの打ち上げのようなものに参加させてもらい、家路についた。とくに時間を気にしていなかったが、乗った電車がリアルに終電だったと気付いて酔いが覚める思いであった。覚めなかったけど。
目の前の水槽で泳いでいるドジョウをさばいての蒲焼きがおいしかった