さて、2億4000万を超える候補の中から私が選んだエキゾチックジャパンな仮装は…パーッパパーッパパパパパーティックトゥン(キテレツ大百科のあのメロディ)「最近、藤田嗣治に影響を受けた人」である。


エントリーナンバーがナインティナイン はい、ここで7割の人が脱落しましたね。 まず藤田嗣治の知名度である。 みんなに通じるとは思っていなかったが、予想よりも知らない人が多かった。
wikipediaを貼っておきますね

ちなみに仮装でこだわったところは、筆・パレットと首に巻いたストールだ。全然こだわってない!
あと、ヒゲは味付け海苔でも貼りつけておけばいいかと考えていたが、会場近くのコンビニに味付け海苔が売っていなかったので急きょ「最近」影響を受けた人にした。 最近なのでまだヒゲが生えてないというムダにこまかい設定である。
ちなみにほかの候補は、 ・左右ちがう靴下をはいてきちゃった人 ・ゆうべギョウザをを食べすぎちゃった人 ・慌てていてパジャマの上にジャケット羽織っちゃった人
〇〇しちゃった人シリーズになっちゃった。
ではなぜ数多ある候補から藤田嗣治をチョイスしたのか。 地味ハロウィン開催の数週間前、散髪の際に前髪を揃えたら「藤田嗣治みたい」と言われたからである。しかも2人から。 ひとりは友人。もうひとりは弊社の社長だ。2人ともニヤニヤしながら近づいてきた。気持ちわるいなぁ。 私も正直その時点では「藤田嗣治=前髪ぱっつんで絵を描くおじさん」くらいの認識しかなかったのだが、それから数日後、地味ハロウィン開催の1週間前に京都国立近代美術館にて没後50年 藤田嗣治展が賑々しく開催されたのである。 なんという偶然! 向かうぜ当然! 知らない町はちょっとした冒険!ただ人が多すぎて見えないyo全然!チェキラッ!と、軽快なリリックとともに電車に乗り込んだ。






実は会場でもうひとり藤田嗣治の仮装をしている人がいたのだ。 女性の方で、レオナールフジ子という仮装名だった。
声をかけられて一緒に写真を撮ったのだが、まさかの嗣治かぶりにテンションが上がり、私のスマホで撮ってもらうのを失念してしまった。
その後Twitterで検索してもヒットしなかったので、もう会えないのかもしれない。
どなたか心当たりのある方がいらっしゃったらご連絡ください。 なんかシンデレラみたいな話だが、探してるのがガラスの靴の持ち主ではなく「藤田嗣治の仮装をしていた人」というのがほほえましいな。 いや、べつにほほえましくはないか。