ふんがふんがブログ(仮+)

着地点の定まらない迷走日記

夏のライター通信講座に参加した日

昨年末、デイリーポータルZの「夏のライター通信講座」で書いた記事が公開された。 鯖江のめがねにあこがれて柄(え)が鯖でできた「鯖柄のめがね」を作った ほどなくして、当ブログでも公開した。
鯖江のめがねにあこがれて柄(え)が鯖でできた「鯖柄のめがね」を作った
(ブログカードが出ない!) まったくの同じ内容だとアレなので、ブログでは最後にちょっとしたウラ話的なことを追記した。アレとは「同じ内容だと誰も見ないだろう」という危惧である。 さて、「夏のライター通信講座」とはなんぞや問題だ。 ざっくり言えば、デイリーポータルZ編集部の方が、ネタ会議→撮影→構成→執筆→リライトと、記事制作の初めから終わりまでオンラインで面倒を見てくれるというフルコースの講座らしい。デイリーファンにしてみれば盆と正月とプレミアムフライデーがいっぺんに来たような騒ぎである。
募集期間ギリギリに応募して数日後、合格通知がきた。 参加者は6名。まわりから「落選した」という声がちらほら聞こえてきたので、選ばれし6名ということか。思わぬプレッシャーだ。 記事が公開されて1ヶ月経つので、そろそろおおまかな流れと感想・反省を書き連ねたい。 ・ネタ会議 ビデオチャットにて行われた。 各自いくつかのネタ案を出して「いいね!」と言い合う。やさしい雰囲気だけどすごく緊張した。 自分が考えていなかった方向性やアイデアが出て、なるほどなるほどとなった。 結果、数案の中から個人的にいちばんやりたかった「鯖柄のめがね」を選んだのだが、せっかくサポートが付いて記事を書けるのだから、いちばんの案じゃないほうがよかったかなとも思った。 ・構成 普段この工程は脳内で済ませているので、文字にするのがなにげに大変だった。 しかし「構成」とは具体的にどうすればいいかわからなかったので、先に提出した人のやり方を見てまねた。質問すればよかった。 ざっくり写真と文章を配置してから執筆しだすとかなりやりやすかった。デザインで最初にラフを描くのと同じだ。 ・執筆 興奮した表現や冗談の内容など校正が入る。ちゃんと「これはこう感じるから別の表現にしたほうがいい」とかくわしい理由をつけてくれるので、たしかにそうだなと納得して修正できた。 編集の人じゃなくても、事前に他人の目を通したほうがいいなというのが実感できた。 あと、記事のスピード感とか流れによっては写真だけで文章が少ない(ない)ほうがいいというのも勉強になった。余計な文章を入れがち。
指摘されたことは、今回に限らずどんな記事を書くときにも意識すべきことだなと思い、他の参加者への校正も含めフェイスブックでのやりとりをちょくちょく読み返している。 私がファンだからというのもあるけど、自分の記事がいざデイリーポータルZのフォーマットで公開された時の感動たるや。 脳内ではファンファーレが鳴り、号外が宙を舞ったものである。
しかし、こんなまたとない機会を前に終始緊張してしまい、書くのが遅くなったり、質問できなかったりと自分の中の照れ屋さんが大売り出しを始めてしまったことに悔いが残った。 いや、ほんとうにありがとうございました。2回目は緊張しないと思うので、またあったら応募します。