ふんがふんがブログ(仮+)

着地点の定まらない迷走日記

言葉に殺された日

はめ殺しという言葉がある。

そう、人や動物をワナにはめて殺してしまうという残忍な手段のことだ。

いや、ちがう。建物や車なんかの開閉できない窓のことである。よかった。安心した。

しかしそのネーミングよ。

昨今の炎上文化なら「殺し」とか不適切だ、変更しろ!とクレームがついてもおかしくないだろう。

ではなぜそうならないか。

それはひびきがかっこいいからだとにらんでいる。

ほかにも「半殺し」や「三年殺し」もかっこいい。なによりほんとうに死んではいないのだ。平和だ、平和。

こう言うと「〇〇殺し」ならなんでもかっこいいように聞こえるかもしれないが、ほめ殺し」はそんなにかっこよくないよな。

かっこいいより、はずかしいが勝ってしまう。

まあはずかしいと言いながら、ほめ殺されたことは一度もないのだけども。