少し寒くなってきたかと思ったらしばらく最高気温が20度くらいで停滞していて、上着が薄手のジャンパーの域を超えない。こうなるともう冬が来ずに「歴史的異常気象」として後世に伝わってほしい。がんばれ秋。
気分転換に駅から会社までの道のりを少し遠回りして歩く。古い民家が並ぶ町並みだったところに新築の戸建てがわりと建っていて、昭和と令和が混在しているような、これもダイバーシティだなと腕を組んでうなずいた。
会社に着いたら遠回りしたはずなのにいつもより1分早くて、途中で時空のゆがみでもあったのか。
仕事で会社案内を作っていて、1ヶ月ぶりに校正が返ってきた。どうしても情報を詰めたがる会社で、社長のあいさつがもう本来の文字のルビくらい小さくなっているのにさらに増やす指示が書いてある。もはや米粒に書く文字サイズである。
他のページも余白が小さくなり、写真が小さくなり、内容だけがボリューム満点よくばり弁当くらい盛りだくさんとなったものをメールで送ったところで定時となった。
あとはもう知らん!と立ち飲みへ。
スープカレーワンタンとストロングゼロ。
お客さんが昨日とまったく同じメンバーだと話していたら、昨日後から入ってきた人が今日も後から入ってきた。
近くにある最近できたお店の惣菜が美味しいので一杯だけ飲もうと入ったら知り合いがいて話す。もう間もなく閉店だからと、いつもワンプレートに盛られる惣菜を残ってるだけ全部出してくれた。うれしいけど量がすごい。
予告通り一杯で終えて出る。向かいのコンビニに寄って出てきたらさっきまで話していた人が頭から血を流して倒れていて、べろんべろんで転んだらしい。すでに救急車は呼ばれていて、すぐに来てすぐに乗せてすぐに走り去った。手際がすごい。
帰宅して晩ごはんはさっきコンビニで買ったカップ麺。
ほろ酔いくらいなら弁当を買いがちだが、べろんべろんだとカップ麺を買いがちになる。本能でよりジャンクなものを選んでいるのかもしれない。自然とカップ麺コーナーのなかでもパンチが効いていそうな濃厚チーズまぜそばを選んでいた。
しかもキャッチコピーが開き直っていて、もうエンジョイするしかない気持ちにさせてくれる。
いざ作るとなると、まぜそばがなんたるかよくわかっていなくて、説明を読んだつもりで3つ入っている小袋の1つを入れてお湯を注いだ。4分待って湯切りをすることに気づいて、え、さっきなにかしらのエキスを入れたのに流れるのでは??と思いつつ湯を切った。
幸か不幸かまだ2つ小袋が残っていたのでそれをしぼり入れて完成。お湯とともに流れたのが何だったかわからないが、何かが足りないのだろうと粉チーズをふって食べた。めちゃくちゃ美味しい。
B'zの楽曲で「愛のバクダン」というものがあるが、カロリーのバクダンに変えて脳内で再生された。
これは厳しい部活動を終えた中高生が食べるべきであって、酔っ払ってあとは寝るだけのおじさんが食べたらあかんやつじゃん。
罪悪感を胸にしまって風呂に入って寝る。
《タイトルを短歌にしています》
----------
標しくぃ本とマグネットを心斎橋PARCOの9階にある東急ハンズ「マニアコンビニ」のコーナーに置いてもらっています。集え浪速っ子!
大阪のシカクに置いてもらってる分は完売しました。ありがとうございます。
#日記 #毎日更新 #ジャンクフード #立ち飲み #ストロングゼロ #短歌 #現代短歌 #tanka