最近というか、以前から似た漢字を書く時に躊躇する。
具体的に言うと「郡」と「群」、「荻」と「萩」だ。ぱっと一瞬で判断できない。パソコン文化の弊害だろうか。
私は現在、市ではなく郡に住んでいる。そのため、自分の住所を書く時には必ず「郡」の文字を書かなくてはならないのだが、そのたびにペンが止まり思考を巡らせる。
「郡」と「群」、漢字の右側(つくり)がおおざとかひつじ。
順を追うと、ペンが止まる→群馬県を思い浮かべる→群馬は馬がつくから動物つながりで羊→なら〇〇郡はこざとへん→「郡」→書けた!
ということである。
「荻」「萩」も同じことだ。「萩」なら萩本欽一、「荻」なら荻野目洋子を思い浮かべる。
この手順を踏まずに、こうだろうと勢いで書いたらだいたい間違えてしまう。
これぞ急がば回れの精神だ。
ただ難点は、荻野目洋子の顔がわからないということである。
世代的にはばっちりなんだけど、当時は芸能人に興味がなかったのでまったくわからない。たぶん街で見かけてもわからないだろう。だろうというか、確実にわからない。
それでも「荻」といえば荻野目洋子だ。
荻野目洋子の偉大さを再認識させたれた2017年春のひとこま。