デジカメが欲しい。デジカメが欲しい。デジタルカメラが欲しい。
先月宮ヶ瀬ダムに行った際、参加者のほとんどが当然のようにデジカメを持っていた。コンデジからデジタル一眼までそろい踏みだった。まあそれに影響を受けて欲しくなったというのが、まごうことなき事実である。ちなみに私はiPhoneだった。
いやいや、そりゃあ私だっていい大人だ。デジカメのひとつやふたつくらい持っている。…たしか持ってたよな。
どこにしまっただろうかと思い、家中の引き出しという引き出し、ダンボールというダンボール、向かいのホーム、路地裏の窓、こんなとこにいるはずもないのに。すべてかっさらったら出てきた。タンスの奥から。なぜ服と一緒にカメラをしまうか。
15年くらい前のサイバーショット
たぶん20代なかばのときに購入したので、およそ15年前か。
おそるおそる電源を入れてみるも起動しない。ああ、バッテリー切れかと思い充電するもやはり動かない。おそらく充電池がだめになったんだろう。
かといって新しい充電池を買ってこのカメラを使うかというと答えはNOだろう。ひと昔前のデジカメだ。しかもレンズ部分がくるんと半回転して自撮りができるという強者だ。正直ちょっと恥ずかしい。
いやいや、一周回っていいんじゃね?という可能性も考えたが却下となった。まだ一周回っていないだろう。レンズも半回転だし。ということは、これいいじゃんとなるには、あと15年かかるんじゃないか。もしかしたら未来永劫いいじゃんをもらえないかもしれない。でもわずかな期待にかけて処分せずにいようとは思う。
さて、新しいデジカメを購入するにしても何を買うかである。
自慢じゃないがデジカメに関してはまったくもって知識がない。
最近になって「コンデジ=コンパクトデジタルカメラ」ということを知ったし、ミラーレスの意味だって知らない。
もちろんデジカメを買うにあたって何を基準に選べばいいかもわからない。見た目か。ジャケ買いというやつか。
そういったことでやきもきしていたところ、デイリーポータルZで新しく買ったデジカメを自慢する記事を読んだ。
上空に隠されたメッセージを読む
これだ!と思った。
40倍ズームってすごい。望遠鏡に匹敵するんじゃないかと調べたら望遠鏡はもっとすごかった。
何百倍の世界
お呼びでなかった。
ならば顕微鏡と同じくらいなんじゃないか。
400倍
ごめんなさい。
対物レンズと接眼レンズという言葉を見たのは高校生以来だ。
いやいや、それにしてもすごいぞこれ。
どのデジカメを買ったらいいかわからなかったところでこの記事である。まさに渡りに船だ。よしよし、これを買おう。
給料が入ったら梅田のヨドバシカメラに行って…と思っていたが、数日後にはデイリーポータルZにアフィリエイトが貼ってあった。
生まれてこのかた40年、amazonで買い物をしたことがないのでこれまたよくわからない。たぶん各種個人情報やクレジットカードの番号を登録しなければならないのだろう。
私は年内に引っ越す予定なので、今登録すれば近々住所変更をしなければならないことを考えると、それもまた面倒な話だ。かといって引っ越ししてから登録して購入するかといえば、それこそ自分の性格を考えると、うやむやになってしまうことうけあいである。
現在、アルコールが入った状態で書いているので、日をあらためて、しらふの時にしっかり検討したいと思う。
では次回「デジカメを買った日」で会おう。