会社の近くに個人でやっている中華料理屋がある。
美味くて安くてボリュームがあるのでよく行っていたのだが、ある時天津飯にハエが入っていた。
まあハエごときでわーわー言う私ではないので端によけて完食。
翌日、大盛チャーハンをたのみ、半分くらい食べたところで黒くて細長いものが。
コゲかなと思いつつ顔を近づけたら…たまけだ。Gブリの脚だ。だって毛がはえてるんだもん。
いちおう端によけて完食したが、それ以来行かなくなってしまった。
今まで何十回と通っていたのに、たかがそれだけのことで敬遠してしまうのかと思ったが、これがトラウマというものなのか。
今でも食べに行きたい気持ちは十二分にあるが、行けない。
次また虫が入っていたらそれはもう取り返しがつかなくなることがわかっているから一歩が踏み出せないのだ。
ずっと心は強いつもりでいたが、思わぬところでもろさが出てしまった。
そんな私の目覚ましソングは吾妻光良 & swinging boppersの俺のカツ丼である。
視聴なので歌い出しわずかしか聴けないが、それがすべてだ。
毎朝これで目覚めるからトラウマから脱却できないのかもしれない。