ふんがふんがブログ(仮+)

着地点の定まらない迷走日記

同窓会に行った日

前回ブログで同窓会の日にちを間違えたことを書いたが、このたび無事に大阪府立今宮高等学校第47期生同窓会に参加してきた。

今回は先生方もけっこう来られていたのだが、そんな22年前に卒業した生徒など覚えていないだろうと思っていた。

ところがである。

当時担任だった数学の先生が名前を呼んで声をかけてきてくれたのだ。

まさか覚えてくれているとは!

固い握手を交わしたあとに、当時の思い出が走馬灯のように駆け巡った。

数学のテストは3年間ずっと一桁の点数だったなぁ。


それで覚えられていたのだ。

負の思い出がよみがえった。

そして一次会は大盛況のうちに終わり、二次会へ。それでも100人を超える大所帯だ。

そこで3時間ほど飲んで、時間も23時前後。そろそろ終電も気にしなくてはならないところでひとまずお開きに。

その後も数十名が残ってわいわいしていたが、いよいよ終電だということで解散となる。

じゃあそろそろ帰るかとなったが、気づくと1時前だ。終電なんかとっくに発車していた。

仕方なくタクシーを相乗りして帰ろうという話になるも、私と同じ方面は誰ひとりいなかった。なんてこった!

結局ひとりでタクシーに乗り込み、ちょっとケチって最寄駅のひと駅前まで行ってもらった。ベロンベロンだったが、かろうじての理性は残っていた。それでも8,000円である。

思わぬ散財に肩を落としながらも20分ほどの道のりをサクサク歩いて帰ったのだが、家まであとわずかのところで最後のトラップが待ちかまえていた。

ベロンベロンで歩いていると、ふっと落とし穴に落ちたような感じで体が沈んだ。

用水路に落ちたのだ。

用水路といえばもちろん水が流れているので、体中打撲&擦りむくわ靴とズボンがびちゃびちゃになるわ、一気に酔いが覚めてしまった。いや、はっと我に返ったが酔いは覚めていない。

それでもなんとか帰宅して、水びたしになった服を洗濯したのだから大したものだ。さすがオレ。

しかし顔も盛大に擦りむいたので絆創膏を貼らないといけなかった。

人が顔に絆創膏を貼っていると、だいたい武勇伝を期待してしまうだろう。

もちろん考えた。

・不良にからまれていた女の子を助けた

・車にひかれそうになった子犬を助けた

ベタだがウケるだろうと披露したが、実際は「用水路に落ちた」がいちばんウケた。

事実は小説よりも奇なり、だ。いや、ちょっとちがうか。

同窓会で楽しかった天国とさまざまなトラップによる地獄。相殺してプラマイゼロな1日だったような気がする。

まあウケを狙って話を作るよりも、ありのままを話したほうが面白いということを学んだのかもしれない。

これからは正直に生きよう。