ふんがふんがブログ(仮+)

着地点の定まらない迷走日記

家で味噌を作った日(1)

このたび、よんどころなき事情により家で味噌を作ることになった。 ここ最近、家でうどんを打ってみたり餃子を皮から作ってみたりスパイスからカレーを作ってみたりしているので、その流れである。平たく言うと、なんとなくだ。 さっそくネットで「味噌 作り方」と検索したら、あっという間に必要な材料と分量がわかった。インターネットすげえ。どうやら大豆と麹と塩が必要らしいので、商店街に買いに行った。 しかし購入したはいいが、帰りに立ち飲みに寄った際、ビニール袋ごと丸々忘れてきてしまった。前途多難な船出だ。 後日、無事回収できたが、いざ取りかかろうと思ったら入れ物がないことに気づいた。それでまた延期。こんな調子で味噌はできるのであろうか。 それでもなんとか味噌を仕込むためのカメを手に入れた。近所の焼き物屋で2,200円。 地元の焼き物屋で購入 大豆と麹と塩 大豆を鍋に開けて よくよく洗って水に浸す とりあえず、この工程を経て18時間ほど水に浸けて大豆に水を吸わすらしい。芯まで水を吸ったらできあがり。 土曜の朝から始めて日曜の昼過ぎにできあがる算段だったが、日曜の夕方になってもまだ芯が残っていた。そこから4時間ほど煮込んでから麹と塩を混ぜて仕込む作業があるのだ。完全に水を吸うのを待っていたら夜があけてしまう。かといって平日の仕事帰りはたいていベロンベロンなので、味噌をちゃんと仕込める気がしない。そんなミッションはインポッシブルだ。 ならば次の週末まで水に浸けた状態でやり過ごすしかないだろう。 ということで毎晩水を変えつつ冷蔵庫で大豆を冷やしている。大豆は水なんてもうすっかり吸って準備万端だ。 ネットで大豆は水に浸けた状態で何日もつか検索してみたが、そんな情報はいっさいヒットしなかった。今は味噌ができるかより大豆が腐らないかのほうが心配だ。 味噌なんてできないかもしれないという不安にさいなまれる毎日。 そして明日が待ちに待った週末だ。 果たして味噌は無事仕込めるのだろうか。 次回、「家で味噌を作った日(2)」につづく。と思う。